「村岡総本舗羊羹資料館」は昭和16年建立の煉瓦造りの洋館である砂糖蔵を改装し昭和59年に小城本店の隣に開館。そのエキゾチックで瀟洒な概観は見る人に、先人たちへの思いと時の流れを感じさせてくれます。江戸時代に栄えた「シュガーロード」の歴史を詳しく知ることができます。
写真提供:佐賀県観光連盟
京都を模した街並みに風情の薫る佐賀県小城(おぎ)市は、10数軒のようかんメーカーが集まる全国でも珍しい地域。小豆のほのかな香りと多彩な味わいを誇る伝統の「小城羊羹(ようかん)」は、外側シャリシャリ、中はしっとりとした食感が特徴。店ごとに商品の個性が違うので食べ歩きも面白い。
一般社団法人 佐賀県観光連盟
小城の祇園川の清流を利用し、水車業や製粉・製麺業からスタートした天山酒造。キャッチフレーズは「名水と蛍の里に銘酒あり」。天山酒造の6代目蔵元、七田 謙介さんのこだわりのブランド「七田」は全国でも人気の日本酒。日本の名水に指定仕込み水は、ミネラル分を含んだ天山からの清冽な湧き水。酒造りに理想的な水質で、甘口豊潤が多い佐賀の地酒の中ではしっかりとした男酒として好評です。
天山山系の伏流水で仕込んだ、こだわりの吟醸酒。佐賀特産の佐賀牛や竹﨑ガニともよく合います。大吟醸やスパークリングも人気。
山水画を思わせるような、切り立った屏風岩が独特な景観をつくりだす伊万里市大川内山(おおかわちやま)。江戸時代、佐賀藩(鍋島家)の御用窯が置かれた地で、今では「秘窯の里」とよばれる焼き物の町です。伊万里焼の中でもこの地域で作られたものを「鍋島焼」といいます。写真は「伊万里鍋島焼会館」